森永博志のオフィシャルサイト

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プロフィール★森永博志 (もりなが ひろし)

ロッケンロールロケットと題したDVD映画を撮りに沖縄に渡ったとき、最大風速82メートルを記録することになる台風19号が接近していたが、まだ沖縄本島は平穏な空気の中にあった。

撮影のため訪ねたのは、トロピカルデコの映画館、旧コザのゲート通りにCREAMSODA沖縄とMODERN CLASSIC。

ショップは2軒とも沖縄出身の宮城氏がオーナー。彼は、20年以上前、PINKDRAGONで働いていたそうだ。ショップを訪ねてみてわかったが、彼こそがCREAMSODAが秘めていたロンドンアートの正式な継承者と知った。

特にMODERN CLASSICのスペースデザイン感覚は、70年代ロンドンの先鋭が完璧に再現されストリート系のショップとしては圧巻の美学で核心に迫っていたので、怖れいった。

そこで、宮城氏が、「森永さん、珍しい物がありますよ」と見せてくれたのが「TWIST&SHOUT」だった。あえて、紙らしい紙を使ったので、30年の時を経てボロボロになっていたが、やはり、当時SPOILというニューヨークでもうけまくったFUNK/JAZZ/PUNKバンドのリーダーでもあった横山忠正のデザインセンスは、いまも強く訴えてくる。

このペーパーは、誌名を変え何度かだしたが、この号は札幌ロケをし、そのときまだ高校生だった中川比佐子をモデルにした。

その後、彼女は友人だった廣田レオナと上京し、トップモデルになった。

沖縄で、偶然、30数年前の自分がつくった印刷物と出会ったわけだが、この号は見開くとポスターサイズになる特大で、改めて、紙媒体は迫力ある、その劣化の仕方に詩情さえ感じると思った。

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