プロフィール★森永博志 (もりなが ひろし)
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作家デビューは、1986年、著名は『原宿ゴールドラッシュ』(ワニブックス)だった。発売一週間後、黒澤明監督の黒澤プロダクションの渡辺プロデューサーから「映画化」の申しいれがあった。
話はでかくオライオン・クラシック配給により世界公開するという。フランシス・フォード・コッポラが『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』らの超大作とは別路線のヤングアダルト(青春)映画を何作か撮っていた、その代表作は『アウトサイダー』『ランブルフィッシュ』だが、黒澤明総監督のもと黒澤組の助監を監督に起用し、青春映画を制作するということだった。
そのための原作小説を探していたが、見つからず、そこに現れ出た『原宿ゴールドラッシュ』は狙いにストーリーがピッタリだったらしい。脚本を執筆した。
他には久世光彦氏がTBSのゴールデンタイムの連ドラにしたいといってきてくれた。ATGからも話がきた。講談社からもマンガ化の話がきて、大変な騒ぎになってしまった。
黒澤明の話は、『乱』の次回作は『原宿ゴールドラッシュ』とスポーツ新聞にまで報じられた。
結局、1960年代~1970年代の、物語の主舞台となった新宿・原宿の街の再現に莫大な費用がかかると、映画化、TV化の話は消えていったが、1990年には東映の正月作品となって全国公開された。監督は和泉聖治、出演は大友康平、布施博、南野洋子らだった。
映画化のときには『ゴールドラッシュ』(ワニブックス)、その後インディースで『ロッカビート・カフェ』、『GOLD IN MY HEART』、進化バージョンとしてA to Zスタイルの『やるだけやっちまえ』(リトルモア)、ニューエディションの文庫版『原宿ゴールドラッシュ』(S・D・P出版)、そして主人公の山崎眞行氏の自伝『宝はいつも足元に』(飛鳥新社)の7ヴァージョンへと発展した。
このヒストリーは、www.pinkdragon.co.jpに長篇ブログものとして発表した。
またトイ・コレクターの北原照久氏が「座右の書は『原宿ゴールドラッシュ』一冊です」と最近、NHKのTV、ラジオニッポンの番組で発言していた。