森永博志のオフィシャルサイト

www.morinaga-hiroshi.com

プロフィール★森永博志 (もりなが ひろし)

GWあけ、小笠原が世界自然遺産に登録されたというニュースがメディアをにぎわした。

登録は過去の例を見ると、ほぼ100%、認定らしい。

その翌週にはTBS『世界遺産』の取材チームが島に渡っている。

その後、日テレ、フジも取材班を送った。

グーグル・アースも動きはじめたと聞いた。

去年、仕事で3度、小笠原の父島と母島に行った。

初めて行ったのはもう15年前だ。

アンビエント・ムービーを制作した。以来、何度行ったか数知れず。

まだ執筆中だが小笠原を舞台のひとつとした長篇小説も書いた。

3度目のとき船が港に入り、港町の中華料理屋で宮川典継と食事をしていると、そこに三好和義氏が助手と入ってきて眼が合い言葉を交わした。

「撮影?」

「そうです」

「何を撮るの?」

「ケータ島に渡り、コアホウドリを。森永さんがつくった『SOTOKOTO』の小笠原特集見て、関心持ったんです」

「そうなんだ」

といって、その特集をいっしょに制作した宮川典継に笑みを送った。

その特集は小笠原の観光地的紹介をいっさい排除し、自然環境を『ナショナル・ジオグラフィック』的に記録したものだった。

制作は1999年7月だった。

そのとき絶滅の危機に瀕していたコアホウドリはその後保護活動により繁殖してきたと、ニュースで知った。

写真1

写真2

父島裏側の千尋岩。小笠原一番の秘境。崖の上に立つ人影が宮川典継
Photo:SEITA TOMONAGA

写真3

体長15m、体重30屯のザトウクジラのブリーチングの瞬間 (Photo:SEITA TOMONAGA)

写真4

右の岩
通称ハート・ロック。世界一のハートである (Photo:SEITA TOMONAGA)

左のイルカ
透明度26メートルを誇る小笠原の海はイルカの楽園だ (Photo:YUKINO MIYAGAWA)